はじめに
今回はAndroidのFlashAirアプリの開発を行うにあたり、作成したアプリケーションを確認するためのデバッグ環境を作成していきます。
前回構築したAndroidアプリ開発環境を使用し、デバッグ環境を作成しましょう。
環境:nexus5, Windows8.1(64bit)
1. 検証端末準備
1-1. 試験で使用するAndroid端末とPCに接続するUSBケーブルを用意します。
1-2. Android端末を起動後、設定アイコンをします。
1-3. 設定一覧に”開発者向けオプション”が表示されているか確認してください。
“開発者向けオプション”が表示されている場合は→1-へ
1-4. 設定一覧の”端末情報”をタップしてください
1-5. “端末情報” > “モデル番号”を7回タップして下さい。
1-6. 設定一覧画面に戻ると、一覧に”開発者向けオプション”が表示されているかと思います。
1-7. “開発者向けオプション”をタップし、上部の”開発者向けオプション”直下にあるスイッチを”ON”にしてください。
1-8. “開発者向けオプション” > “スリープモードにしない”のスイッチを”ON”にしてください。
1-9. “開発者向けオプション” > “USBデバッグ”のスイッチを”ON”にしてください。
1-10. PCとAndroid端末を接続してください。もし「許可しますか」のようなダイアログが表示されたら”はい”を選択します。
2. 検証端末のドライバインストール
2-1. PCの”C:\Windows\System32″直下にある”cmd.exe”で右クリックし、”管理者として実行”をクリック
※PCのコマンドプロンプトを起動します。
2-2. 以前ご紹介した【Android用FlashAirアプリ開発のための環境構築】の5-5. でインストールした、SDKのディレクトリへ移動します。
cd C:workAndroidsdk
2-3. SDKのディレクトリから”platform-tools”へ移動します。
cd platform-tools
2-4. Android端末が認識されているか確認のため[adb devices]を入力します。
認識されていない場合、”List of devices attached”以外何も表示されません。
adb devices
2-5. 認識されていない場合、ドライバのインストールを行うため、[コントロール パネル]を開いてください。
2-6. [コントロール パネル] > [ハードウェアとサウンド]をクリックします
2-7. [デバイスとプリンター]の[デバイスマネージャー]をクリックします。
2-8. [デバイスマネージャー]を開いたら[ポータブルデバイス]、又は”?”マークがついているデバイスを探し、クリックします。
2-9. 表示されている接続中の端末をダブルクリックしプロパティを開きます。
2-10. [詳細]タブをクリックし、[プロパティ]から[ハードウェア ID]を選択します。
2-11. ハードウェアIDを表示したまま、エクスプローラでSDKディレクトリに移動します。
2-12. SDKディレクトリから”extras” > “google” > “usb_driver”に移動します
2-13. “android_winusb.inf”をテキストエディタで開きます。
2-14. 色々書かれているかと思いますが、慌てずに”[Google.NTx86]”と記載されている箇所を探し、下に下記のように記載します。
“XXXXX”は先ほど表示したハードウェアIDをコピペします。
%SingleAdbInterface%:REVが記載されていない方をコピペ
%CompositeAdbInterface%:REVが記載されている方をコピペ
%SingleAdbInterface% = USB_Install, XXXXX
%CompositeAdbInterface% = USB_Install, XXXXX
2-15. 記載したら今度は”[Google.NTamd64]”と記載されている箇所を探し、2-14. と同じように下に記載します。
2-16. 記載し終わったらファイルを保存し、ハードウェアIDが表示されている端末のプロパティを表示します。
2-17. [ドライバー]タブをクリックし、[ドライバの更新]ボタンをクリックします。
2-18. [ドライバーソフトウェアの更新]画面を開いたら”コンピューターを参照してドライバー ソフトウェアを検索します”をクリックします。
2-19. “次の場所でドライバー ソフトウェアを検索します”に先ほど記載して保存した”android_winusb.inf”があるのディレクトリを指定し、”次へ”をクリックします。
2-20. 画像のように問題が発生した場合、[署名なし ドライバ インストール]でGoogle検索し、OSのバージョンに従ってデジタル署名のないドライバを許可した上で、2-17.に戻り[ドライバの更新]を行ってください。
2-21. 無事インストールが完了したら2-4. を行い、”List of devices attached”の下に表示されることを確認して完了となります。
最後に
お疲れ様でした、デバッグ環境の作成は以上となります。
また機会がございましたらAndroid Studioを使用したFlashAirアプリケーションの開発などをおこないたいと思います。
[…] グラムを前回作成したデバッグ環境を使用して実行してみたいと思います。 […]
[…] 今回は前々回構築したFlashAirアプリ開発のためのデバッグ環境構築を使用し、前回作成したソースコードを使用し、実際にFlashAirから情報を取得してみましょう。 […]
[…] 今回は以前構築したFlashAirアプリ開発のためのデバッグ環境構築を使用し、前回作成したソースコードを使用し、実際にFlashAirから情報を取得してみましょう。 […]