トラブルがあって、前回から間が空いてしまいました。
前回、Raspberry Pi 2にWindows IoT Coreをインストールしました。
今回はその続きを…と思っていたのですが、投稿したすぐ後にRaspberry Pi 3 Model Bが登場し、最近になってようやっと手に入れたので、これもWindows 10 IoT CoreをFlashAirで動かしてみたいと思います。
注意:SDカードは8GBでは足りないようです。少し足りないくらいだったので、16GBあれば大丈夫だと思います。
↑これがトラブルの原因です…。
まずは前回と同じく、FlashAirの中身を退避します。
次に、執筆時点でWindows10 IoT CoreはRaspberry Pi 3には対応しているものの、一般向けに正式リリースはされておらず、Insider Preview版しかありません。
Insider Preview版を入手するにはMicrosoftアカウントが必要になるので、持っていない場合は作成します。
Microsoftアカウントの作成はこちらから。
https://www.microsoft.com/ja-jp/msaccount/
次に、SDカードのフォーマッタを入手します。
Windows:https://www.sdcard.org/downloads/formatter_4/eula_windows/index.html
Mac:https://www.sdcard.org/downloads/formatter_4/eula_mac/index.html
Linuxの場合はgpartedを使用して下さい。
SDFormatterをインストールして起動し、「オプション設定」の「論理サイズ調整」を「ON」にします。
次に「NOOBS」を入手します。
NOOBSのフル版は1GBあり、ダウンロードには時間がかかりますので、夜中に放置するなどをおすすめします。
NOOBSのダウンロードはこちらから。
https://www.raspberrypi.org/downloads/noobs/
ダウンロードが完了したらzipファイルを展開し、中身をフォーマットしたSDカードにコピーします。
SDカードをPCから取り外し、Raspberry Pi 3にセットします。
ここで気がついたのですが、3からMicroSDカードスロットが変わったようで、2は奥に差し込むと「カチッ」とクリック感がありましたが、3はザクッと差しこむだけになったようです。
さて、PCでの作業はここまでです。
いよいよRaspberry Pi 3での作業になります。
Raspberry Pi 3にSDカード、HDMIケーブル、LANケーブル、USBキーボード/マウスを接続し、MicroUSBから電源を供給します。
ここで気をつけなくてはならないのが、3から消費電力が大幅に増えて、通常のUSBのバスパワーでは動作しない可能性があるということです。
ショップではRaspberry Pi 3対応のACアダプターが売っていますが、今回は入手が間に合わなかったので前回も使用していたcheeroのPower Plus 3というモバイルバッテリーを使用します。
これはUSBポートが2つあり、1つは2.4Aの出力ができるので、そちらを使用します。
他にも、例えばiPadのACアダプターで起動できることも確認しました。
iPadのACアダプターは12Wなので、A=W/Vの計算式に当てはめて2.4Aとなります。
下に赤く表示されている通り、8GBだと足りなくて警告されています。
気を取り直して16GBで実行。
画面下のこの部分で、日本語を選んでおきます。
一番下のWindows10 IoT Coreにチェックを入れます。
Neededが赤くなっていないので問題ありません。
チェックを入れたら左上のInstallボタンをクリックします。
SDカードの中身が消えると警告が出ます。はいを選んで先に進みます。
インストールが開始…と思いますが、ここで放置してはいけません。まだ手作業が必要です。
するとこの画面が現れるので、最初に取得したMicrosoftアカウントを入力します。
エディションの選択で2つ出てきますが、よくわからないので新しい14295を選択しました。
サーバーが混み合っているのか、光回線なのに0.5MBpsくらいしか出なくて時間がかかりました。
私の環境ではダウンロードが終わるまで25分くらいかかりました。
しばらく放置して問題ないと思います。
ダウンロードとインストールが完了するとこの画面になりますので、OKをクリックします。
ところどころ「Rspberry Pi 2と出ることがありましたが、起動画面では「Rspberry Pi 3と出ているので問題ないようです。
設定画面を見ると、Wi-FiとBluetoothが使えないようです。(すみません、手ブレしました…)
まだ対応していないのか、何か間違ったのか…。今回の目的はこれらのデバイスを使うことではないので、とりあえず保留します。
そして今回も起動時間を計測してみました。
だいたい54秒くらいでしょうか。
前回に比べると少し遅くなっていますが、6秒くらいしか変わらないので誤差の範囲と言っていいかと思います。
さて、次回こそ中身を消してしまったFlashAirが、Windows10 IoT Coreを入れたままの状態で元の動作ができるのか確認したいと思います。
[…] 今回は、前回宣言したとおりWindows 10 IoT CoreをインストールしたFlashAirを、FlashAirとしての機能が使用できるか確認したいと思います。 […]
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