既にあちこちで言われているので、正直今更感がすごいですが、Javaの有償化に伴い調べてみたことをつらつらと書き連ねてみたいと思います。
まず確認として、有償化の開始時期が来月(2019年2月)からとなっており、それ以降はJDK(Oracle社)の無償提供がされなくなる見込みです。もし、スタンドアロンでJava8を使っているものがあるなら今のうちに最新版をダウンロードをしておくのが良いかも。(この記事書いている日からみてあと4日しかないですけど…。)
そして、有償化以降はJavaを使用すればお金が発生するのかと言えば必ずしもそうではなく、無償のJDK使用すれば回避は可能です。
その筆頭はOpenJDK(Oracle JDKのオープンソース化されたもの)になると思うのですが、こいつが微妙に使いづらい。理由はOracle JDKのリリースと同期するので、メジャーバージョンアップが半年に一度発生し、前のバージョンはサポートされなくなるためです。バージョンアップする度に動作試験や改修を行うのは非現実的ですからね…。(※Oracle JDKの方はバージョンリリースされてから3年間のサポート(LTS)あり)
なので、他に無償のJDK(かつLTSが受けられる)を使用する手段がないのか調べてみました。(※2019年1月27日現在の情報です。)
- OSがRed Hat社のもの(RHEL)であれば、内包されているOpenJDK8が2023年6月までサポートあり
- AdoptOpenJDK(IBM社などがスポンサー、最新のEclipseにも内包されている)は4年間のサポートあり
- Azure(Microsoft社)上であれば、LTSあり
- Amazon Corretto(AWS社)もLTSありで、こちらはWindowsやmacOSも使用可とのこと
他にも探せば色々と出てくると思います。私の場合は仕事上Eclipseを使用しているので、まずAdoptOpenJDKが候補になると思います。でもJavaの生みの親ことJames Gosling氏が携わっているAmazon Correttoも気になっています。
次回の記事は有償化後になるので、その時またどんなJDKを使用しているのか書き留められたらいいなと思いつつ今回はお開きにしようと思います。
それではまた。