からくりブログ

株式会社からくり社員のブログです

Emacs で gdb!!

この業界の人なら、gdb を聞いたことがある方、使ったことがある方も多いと思います。
Open-OCD が定着した今、gdb を使うこともまた多くなってきていますが、CUI でのデバッグは、他のデバッガと比べてかなり使い勝手がわるいです。

しかし、emacs エディタ (以降は emacs と表記します) と gdb を組み合わせて使うことにより、かなり GUI に近い感じでデバッグが可能となります。
いくつか便利な点を挙げると、

  • ブレークポイントがソースファイルに直接設定できる
  • 現在のブレーク位置がソースファイルに表示される
  • tags との連携により、実行しつつコード解析できる
  • emacs-shell との連携により、ビルドとデバッグを効率よくおこなえる

などがあると思います。
慣れてしまえば、下手な GUI デバッガよりも使い勝手がよいです。

今回は、前準備として、MacOS に gdb を導入したいと思います。


gdb はインストールされていません

gcc と emacs はすでにインストールされているので…

まずは HomeBrew (apt-get のような MacOS むけパッケージ管理ツール) をインストールします。

$ /usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)"

HomeBrew インストール完了

本環境ではすでに Xcode をインストールしていたのですが、HomeBrew インストール時に自動でアップデートされました。

次に、HomeBrew を使って gdb をインストールします。

$ brew install gdb

gdb インストール完了

とくに問題もなく、すんなりインストールできました。

次回は、じっさいに emacs で gdb を使ってみたいと思います。

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