前回は gdb 環境の構築までを投稿しましたが、今回は Emacs を使った C ソースのコーディングから gcc を使用したコンパイル&リンクまでを説明します。
まずは、Emacs でソースを書きます。Emacs で gdb を使うことの便利さを伝えたいことが目的なので、ソースは Hello, World のみですが、ソースファイルは 2 つ作りました。
![](https://133.242.23.245/blog/wp-content/uploads/2019/01/emacs_001-1.png)
このまま、gcc によるコンパイル&リンクを行います。C-x 2 でウィンドウ分割をし、さらに M-x shell を実行することで、Emacs シェルというものが起動します。下の画像ですと、一番上の表示領域が Emacs シェルです。各種コマンドが実行できます。
![](https://133.242.23.245/blog/wp-content/uploads/2019/01/emacs_002.png)
ここで gcc を使用します。main.c と sub.c をコンパイルしてリンクしたいので、$ gcc main.c sub.c と実行します。無事実行形式 a.out が生成されました。
![](https://133.242.23.245/blog/wp-content/uploads/2019/01/emacs_003.png)
次回は、この実行形式 a.out を gdb でデバッグすることを紹介したいと思います。