PC の中身って、意識したことありますでしょうか?スマートフォンが普及し PC が身近になったことにより、なおさら中身を知らなくても良いイメージがつきましたよね。
そこで今回は、PC の中身についてざっくり語りたいと思います。前提として、ノート PC ではなくデスクトップ PC を想定したものとなっていますので、ご注意を。また、デスクトップ PC の外観をみると、大きく
- ディスプレイ
- キーボード
- マウス
- 本体
といった感じにパーツが分かれると思います。今回はそのうちの本体をターゲットとしていきます。
いろんな電子パーツがごちゃごちゃと絡み合っているイメージがあるかと思いますが、本体の中は以下の×個に分類できます。
- CPU
- マザーボード
- グラフィックボード
- 電源
- 記憶装置 (ハードディスク、メモリ)
- ケース
大きく分類すると、たったこれだけなのです。
選定順序については、おそらく上記の順番どおりになるのかな、と思います。
今回は CPU について。
■CPU は X86 系
パソコンに導入されている CPU はさまざまですが、CPU メーカは Intel と AMD の二択となっています。X86 系 CPU を扱っているのがこの二社のみだからです。CPU は他にも ARM 系や PowerPC 系や MISC 系など、さまざまなものがありますが、これらは組み込み機器やスマートフォンに採用されているもので、PC としては上に挙げたX86 系 CPU がターゲットとなります。
なぜ X86 系が主流かというと、Windows OS の影響が強いです。Windows はシェアが非常に高い OS ですが、サポートしているのが X86 系がメイン (じつは ARM にも対応していたりしますが) なのです。
■マルチコア化
昔は CPU といえばコアは一つで、クロックを上げることで性能を出していました。しかしクロックアップするのも限界があります。そこで登場したのがマルチコア CPU です。クロックアップは限界なのでコアを増やそうか、という単純な流れです。
今ではすっかりマルチコア CPU が主流となっています
■バリエーション
さて、いよいよ X86 系の CPU に絞った説明をしていきます。いま、世の中に出ている X86 系 CPU は以下のようになっています。
Intel,AMD ともに、上のほうがハイエンド、下のほうがローエンドです。
Intel | Ultra HighEnd |
Core i9 | |
Core i7 | |
Core i5 | |
Core i3 | |
Pentium | |
Celeron | |
AMD | Ryzen Threadripper |
Ryzen | |
FX | |
A series | |
Athlon |
当然ハイエンドを選択したいところですが価格も跳ね上がるので、使用用途に応じた CPU を選べば良いかと思います。それなりの作業を行うのであれば、Intel なら Core i シリーズ以上、AMD なら Ryzen シリーズでしょうか。逆に、ブラウジングやチャットなどしかしないようであれば、さらに下のグレードの CPU を選べば安く済むかと思います。
CPU が決まってしまえば、マザーボードの選択肢もおのずと絞られてきます。なのでここが肝心でもあり、ここが抑えられれば、あとの選択はそう難しいものではありません。