皆さま、ソースコードの解析はどのようにしていますか? Tags+エディタ?Eclipse?いろいろあると思います。
今回は、Doxygen を導入して試行してみようと思います。Doxygen は、入力したソースファイルを解析し、その結果をブラウザで確認ができるフリーのソフトウェアです。コールグラフやコーラーグラフもグラフィカルに表示されるので、ほかの人にみてもらうときに説得力があります。
ほかにも Doxygen の利点はいろいろあるのですが、またの機会に。今回は、Doxygen の構築 (ようはインストール) を行います。
(s_fujii は MacBook Air を使用していますが、) やはり Windows マシンでこの手の作業をしている人が多いと思うので、ターゲットは Windows マシンとします。
■ Doxygen のダウンロード
まずは Doxygen を入れないとはじまりません。
上記 URL にアクセスし、doxygen-1.8.12-setup.exe をダウンロードしてください。
■ Doxygen のインストール
ダウンロードした doxygen-1.8.12-setup.exe を実行し、Doxygen をインストールします。とくに特殊なオペレーションはいらず、インストーラの指示に従うだけです。
- doxygen-1.8.12-setup.exe をダブルクリックすると Windows がインストールの許可を求めてくるので、『はい』を選択します。
- 『Next』を選択します。
- ライセンスについての同意を求められるので、一読後に『I accept the agreement』をチェックして『Next』を選択します。
- インストール先を聞いてきます。とくに変更しないのであれば『Next』を選択します。
- インストールするコンポーネントを聞いてきます。削るコンポーネントはないのでそのまま『Next』を選択します。
- スタートメニューに関する設定を聞いてきます。とくに変更しないのであれば、そのまま『Next』を選択します。
- インストール前の最終確認です。問題なければ『Install』を選択します。
- 『Next』を選択します。
- 下記画面が表示されれば、無事 Doxygen のインストール完了です。『Finish』を選択します。
以上で、Doxygen のインストールは完了です。引き続き、Graphviz のインストールに移ります。
■ Graphviz のダウンロード
これがないと Doxygen を使う理由が半分減るのではと思うくらい、あったほうが良い強力なツールです。厳密には Graphviz に含まれる dot が必要なのですが、コール/コーラーグラフを自動生成してくれます。
上記 URL にアクセスして、
- Agree をクリックし、次のページへ。
- Stable and development Windows Install packages をクリックし、次のページへ。
- graphviz-2.38.msi をクリックしてダウンロードします。
の手順でダウンロードします。
■ Graphviz のインストール
ダウンロードした graphviz-2.38.msi を実行し、Graphviz をインストールします。こちらもとくに特殊なオペレーションはいらず、インストーラの指示に従うだけです。
- graphviz-2.38.msi をダブルクリックすると Windows がインストールの許可を求めてくるので、『はい』を選択します。
- 『Next』を選択します。
- インストール先や、どのユーザで実行可能かを指定します。とくに変更しないのであれば、そのまま『Next』を選択して構いません。
- インストールの最終確認です。『Next』を選択します。
- 下記画面が表示されれば、Graphviz のインストール完了です。
これでインストールは完了です。
ではさっそく Doxygen を起動して...と、行きたいところなのですが、解析対象となるソース群を用意していませんでした。汗
次回までに解析対象をみつけて、いよいよ実行してみたいと思います。
#おそらく Toppers あたりになるかと思います。
以上です。