今回から、昨年に登場して話題になっているWindows 10 IoT CoreをFlashAirにインストールし、同じくここ数年話題のRaspberry Pi 2 Model Bで動かして行きたいと思います。
必要なものは以下のとおりです。
- Raspberry Pi 2 Model B
- Windows10が入ったPC
- キーボード・マウス
- HDMIケーブル
- SDカード->microSD変換
- HDMI接続のモニタ
5番は、TFTEC JAPANの変換名人シリーズの「SDB-TFA」というものを購入してみました。1,000円くらいです。
今回は、FlashAirにWindows 10 IoT Coreをインストールするところまでを行いたいと思います。
手順はブログ執筆時点のものなので、URL等は変わる可能性があります。
また、FlashAirをフォーマットしてしまうため、購入当時の状態に戻せなくなってしまう可能性もありますので、ご注意下さい。
まず最初に、FlashAirのデータを退避します。
Windows上で隠しファイルを見れるように変更し、「DCIM」と「SD_WLAN(隠しフォルダ)」フォルダごとパソコン上にコピーして下さい。
次に、Windows 10 IoT Coreのイメージをダウンロードします。
https://ms-iot.github.io/content/en-US/Downloads.htm
画像の「Get Windows 10 IoT Core for Raspberry Pi 2」をクリックして、ファイルを保存して下さい。
ファイルのダウンロードが完了したら、エクスプローラ上でファイルを右クリックし、「マウント」を選びます。
マウントが完了したら、マウントされたイメージ上の「Windows10_IoT_Core_RPI2.msi」をインストールします。
インストールが完了したら、FlashAirをパソコンに挿入し、インストールされた「Windows IoT Core Image Helper」を立ち上げます。
アプリ上の「Select the image (.ffu)」のところにある「Browse」ボタンをクリックし、このアプリのインストールされている場所にある「FFU/RspberryPi2/flash.ffu」を選択します。
その後、一番下にある「Flash」ボタンを押し、警告画面で「Continue」を押し、FlashAirへの書き込みが完了するまで待機します。
これでWindows 10 IoT CoreのFlashAirへのインストールが完了です。
それでは、Raspberry Pi 2を起動してみましょう。
Raspberry Pi 2にSDB-TFAを取り付け、そこにFlashAirを取り付けます。
USBマウスのレシーバーとHDMIケーブル、LANケーブルを付けたらモバイルバッテリーで電源を接続します。
モバイルバッテリーの電源を入れてしばらく待つと、Windows10起動中の画面が現れます。
さらに待っていると、青い画面が出てきます。
これは初回起動時にしか出てこないようです。
そしてしばらく待つと、言語選択画面が出てきます。
この時点でUSBに接続したマウスが使えますので、「日本語」を選択します。
最後に、Windows 10 IoT Coreの起動が完了します。
これがWindows 10 IoT Coreの画面です。
普段目にするパソコンの画面とは大きく違いますよね。
さらに言うと、これ自体が一つのアプリケーションが起動している状態のようです。
これでインストールが完了しました。
最後に、OSのインストールだけではつまらないので、起動時間を計測してみました。
画面から見きれてしまっていますが、下部にRaspberry Pi 2があります。
初回起動は時間がかかるので、2〜3回起動を試した後に録画しました。
だいたい48秒くらいでしょうか。
早くはないですが、非実用的なほど遅くもありません。
今回はFlashAirをただのストレージとしてしか使いませんでした。
次回は中身を消してしまったFlashAirが、Windows10 IoT Coreを入れたままの状態で元の動作ができるのか確認したいと思います。
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